行政書士試験合格への道――効率的な学習と心構えのポイント

私が2年前に合格した本試験(つまり受験は3年前)について、記憶を辿りながら、どのようにすれば合格ラインに届くか、当時の自分が考えたこと、改めて考えるとこうした方が良かったのではないか、というの2点を踏まえ、簡単にまとめてみたいと思う。
*ちなみに、この試験の学習を始めた段階の私の学問は、別記事でも述べたが「ビジネス法務検定2級」合格程度であったことは先に述べておく。つまり、全くの法学初心者だったわけではない、ということだ。
だが、ほとんど初学者の方と条件は変わらないとも思うので、その点は安心してもらいたい。

目次

試験の概要を知ることが第一歩

当たり前だが、まずは「敵を知る」こと。
そこでいうと、行政書士試験は、法律系国家資格の中でも幅広い知識が問われる試験だ。試験範囲は大きく分けて憲法、行政法、民法、会社法、一般知識(政治、経済、情報通信など)に分類される。出題形式は記述式と択一式の組み合わせであり、高度ではないがそれなりに総合的な学力と理解力が求められる試験だ。

(引用元:https://ddnavi.com/serial/686909/a/

なお、上表のとおり総得点は300点だが、合格基準点は180点(60%)であり、問題の難易度を踏まえると決して難しいというわけではない。(と感じる。)
ただ、これには条件があり、法令が122点以上、一般知識が24点以上ないと、たとえ合計点が180点を超えていてもアウトになるため、どちらかの対策だけ(法令だけだろうが)で乗り切ろうとするのは得策ではない。

効率的な学習計画を立てる

さてここからは、具体的な学習計画の話に移ろう。
なんといっても合格の鍵は、計画的な学習と繰り返しの復習である。試験勉強をスタートする際には、以下の3つのポイントを押さえることが重要である。 

  1. 試験日から逆算したスケジュール作成
    勉強を始めるタイミングは早ければ早いほどよいが、最低でも半年間は学習期間を確保したい。最初に基本的な法律知識を学び、後半は過去問演習、記述式対策を中心に進める。
    →このスケジュールも形式ばったものである必要はない。教材紹介とともに、それぞれをどれくらいのスパンで、どのようにこなせば良いか、説明するのでそれを参考にしほてしい
  2. 苦手分野を早期に見極める
    行政法や民法は配点が高いため、重点的に学習すべきだ。特に行政法は頻出分野が限られており、効率的な学習が可能である。
    →ここは本当に強調してもしすぎることはない。とかく初学者は各種教材の頭にくる憲法に時間を使いすぎ、本当に重要なこれらの科目に入るのが遅れる傾向がある。特に民法にも触れていないのに憲法の基本書、百選など買い出したら不合格ロードまっしぐらである。
  3. 過去問で出題傾向を把握する
    過去問を繰り返し解き、試験の出題傾向に慣れる。単に問題を解くだけでなく、間違えた箇所を分析し、理解を深めることが大切。
    →ここらへんも教材のところで詳述。

おすすめの教材選び

教材選びこそ本試験の合否を左右する重要なポイントである。
私個人の経験からいうと、以下だけで十分。

  • 基礎テキスト:不要
    *どうしても問題集の解答で納得できないところが多く、気になってそれ以上学習が進まない、なんていう人は心の安全として持っておいても良いかも。
  • 問題集
    • 肢別問題対策:
      • 合格革命 行政書士 肢別過去問集
    • 記述/多肢選択式問題対策:
      • 合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集
  • 模試・予想問題
    • 【直前総まとめつき! 】合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試

これ以上は不要。断言する。
その上で、学習開始が6月、試験が11月としたときにどう過ごすべきか、シンプルに説明する。

  • 6〜9月:合格革命 行政書士 肢別過去問集を回す
    • 最低5周はすること。また、その時のやり方のコツとして、○、△、×を使いこなすこと。どういうことか。
      • ○は自分が理由を完全に理解し、正誤が判定できるもの
      • △は正解したが理由が少しでも曖昧なもの
      • ×は間違ったもの
        こうすることで、2週目は1週目で△と×だったもの、3週目も、としていくことで、効率的に回すことができるので、より効果的な演習となる。
  • 10月:合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集を半月、【直前総まとめつき! 】合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試を後半月回す
    • これ大したコツなどはない。強いて言うなら記述式は初めてになると思うので、難しいと感じたら試験直前まで毎日少しずつでもやった方が良いと感じる。
  • 11月:上記の不安箇所の集中的復習
    • 新しい内容に手を出すよりも、これまで学習した内容を復習することに専念するべきである。
      方法論としては、ボロボロになっているはずの肢別問題対策の問題集で、やたら不正解のマークがついている部分、記述式でいつまで経っても要点が掴めない分野の見直しなどなど。

試験本番の向き合い方

トイレの場所の確認、筆記用具のお勧めとか、別にそこら辺は他の試験となんら変わらないので省略する。
個人的に一つだけ伝えたいのは、少なくとも解答のダブルチェックは行うべきだ、ということだ。
自分は合計206点で受かったが、解答を見直す過程で4問(16点相当)くらいは選択肢を変えて結果的に正解していた。
それがなければ、、という話ではないが、普段と違う環境でいつもの実力を出すためには、時間ギリ技まで何度も答えを推敲する態度は必須だと思う。

まとめ――継続は力なり

行政書士試験合格には、計画的な学習と粘り強さが求められる。効率的に学習を進めることで、合格にぐっと近づくことができる。特に行政法や民法を重点的に学び、記述式問題対策を怠らないことがポイントだ。「継続は力なり」を信じ、自分のペースで学習を進めれば、忙しい社会人でも、半年で受かる、と思う。

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